Skip to main content.

Friday, May 27, 2016

犬連れ小旅行 Trip with Cub 南紀白浜 IV 【その3】18日 三日目の朝

最終日の朝も、昨日の疲れはどこへやら、早起きのカブ君。目覚めると、やっと起きたかって感じ。顔を洗うなど他のことをやる都度、溜息をついて伏せ、早く行こうよ〜、とせがむ目線を送ってくる。

写真

泳ぎ収め

今朝は、車への乗降が難しくなった時のために用意しているアルミ製のスロープを、昨日上がるのに苦労した段差のために持って行った。降りるほうは使わずに飛び降りてくれたけれど、泳いだ後で登るにはやはり、使うことに。いつまでも若いつもりで何度も泳ぐから、そぉなる。

だけどまぁ、とても気持ち良さそうに、上手に泳ぐから、まだまだ立派なもんだ。

ちなみに、カブ君の体重は、戻ってから測ると2kgも減っていた。体重のかからない水泳は、犬でも人でも、高齢者には向いている運動だから、叶うものなら毎日でも泳がせたいもんだと思うんだけどなぁ〜。

写真
写真
写真
オオキンケイギクが咲き乱れて…

宿への戻りしな、オオキンケイギクの咲き乱れた海岸からの眺めが絵になっていたけれど、この植物、特定外来生物で栽培禁止。それを考え合わせると「困ったもんだ」という眺めになってしまう。

あさゆ

宿に戻ってまたシャワーを浴びたカブ君は、朝食までの一時で、一眠り。その間に、私は朝湯を頂いた。命の洗濯とは、このこと。何から体じゅうから、毒素が抜けて行く気がする…それほど、良い湯。リピーターが多いのも、当然。右の写真の私の汚い脚の隣にカブ君の脚が並べば、楽しい絵なんだけど、それは叶わぬこと…。

二泊後、三日目の朝食

朝食は、昨日と同じ和朝食ながら、二日とも味噌汁から湯気という、嬉しい食事。二日連続おかわりして、ご飯を三杯。カブ君も、東京神宮前のKitchen Dog!製の食事に、最後の舌鼓。もうちょっとゆっくり、味わって食べてくれればなぁとは思うけど、まぁそれほど美味しいんだろうね。実は、帰宅してから二日ほど、カブ君は普段の食事をあまり食べなかった。あのね、あれは旅行の時だけだからね…。

お土産も仕入れて、快走の帰路

名残惜しいのは山々なれど、二泊三日の旅行ももうじき終わり。三浦支配人夫妻にご挨拶申し上げ、馴染んだ定宿に別れを告げて、帰路につく。

写真 え〜、もう帰るの〜
印南で買ったお土産

南紀田辺から高速に乗り、印南サービスエリアに入る。というのは、ここで仕入れるお土産、ドライみかんやダイアモンド梅が、値頃だし、何よりすこぶる好評なのだ。ドライみかんは、最初はえぇ〜っと思ったが、見事に「みかん」だし、ダイアモンド梅も紀州と言えばで、疑問の余地がない。家内はここでプチトマトなども買っていたが、その美味しかったこと。

再び走り出して、稜線にならぶ風力発電の風車を眺め、LAに戻るドライブを思い出しつつ北上し、紀ノ川上りPAに入る。やはり、距離的にここらで休憩したい位置だから、もうちょっとドッグフレンドリーにでけてたらなぁ、と思う。紀ノ川から出てすぐのところでは、京奈和自動車道とそのジャンクションの工事が進んでいる。先頃の有馬の事故を思い出してちょっとヒヤヒヤしたが、帰宅した翌日、19日に新名神の箕面市の現場でも橋桁を支える仮支柱が倒れる事故があって、何事もなく通過できて良かったと、改めて胸をなで下ろした。

帰路の写真

ガラガラの関空道から湾岸道へ抜けて、一路神戸へ。霞む六甲山麓が見えてくると、記憶に新しい白浜の遠望に、空気の汚さを実感。悲しいねぇ…。シトロエンC4ピカソの今回の旅の燃費は、16.1km/L。だが、燃費以上だったのは、シトロエンといえば常に語られるその乗り心地と、それを生むサスペンション。目的があって旅をするのに、旅程で疲れては意味がない ─ そんな思想が、あの乗り心地の背景にはありそうだ。

◆◆◆

温泉と、海の幸。美味しい食事と、何もしない贅沢な時。さらに今回は、念願だったエルトゥールル号殉難将士慰霊碑の訪問も叶った、良い旅だった。じわり向上した、底力のホスピタリティでおもてなしくださったベイリリィさんや、出会ったワンコとステキな飼い主さんたちに、今回も感謝。ラブラドール遊泳を満喫したカブ君も、ゆったりしたC4ピカソでの往復を気に入ってくれただろうと思う。またきっと、行こうね〜。

其之壱 | 其之弐