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Tuesday, March 08, 2016

十分以上! 安い高性能ドラレコ Rexing V1

安いドラレコで用が足りて、一年半。役立つことはなかったけれど、故障もなく、ちゃんと記録を続けてくれた我がドラレコ。ちゃんと使えているのは良いのだけど、車種が変わったら、とたんに事情が変わった。それは、とある週末のお昼近くのことだ。

細い道へ右折しようとしたところ、向かっている道から突然走ってきた車が視野に入り、急停車。見れば、初心者マークだ。離合できるはずもなく、こちらがバックして先に通行させたら、私が走ってきた道を横断し直進していった。ま、無事でなにより。だが、問題なのはその後だ。

帰宅して、気になって録画データを再生してみたら、カメラ位置がまずい。目にも入らなかったのだからそりゃあそうだろうけれど、幾らなんでももう少し右側が写っていたら、どのくらいの速度でやってきていたか分かるだろぉに、画角が十分広いにもかかわらず、映像は急停車の範囲に入ってからだった。いや、そもそも吊り下げるから縦幅を大きくとるのと、中央ミラー周辺のガラスには照度低減のためにドットがあり、これが邪魔をして吸盤が利かないため窓の左端に装着していたのだが、写りがこれじゃあ、ちょっと困る…というわけで、MGFの時には気にならななかった、装着位置による画角の問題が出てきた。

パッケージ同梱品
▲両面テープは同梱されていない
おまけに、シトロエンC4ピカソのヘッドライトが明るいせいで、夜間はヘッドライト部分が適正露出なのに対して、他は真っ暗に落ちてしまう。つまり、ダイナミックレンジが足りない。まぁこれはしかし、ヘッドライトが「明るすぎる」のではあるんだけど…と、他の問題を混ぜるとヤヤコシイのでここでは割愛して、画角とダイナミックレンジの二つの課題を克服できる値頃なのがあればと、物色してみた。

すると、たいして時間もかからず、海外のサイトでベスト10の4位に入っていた製品Rexing V1が、アマゾンで安くなっていたのが、運良く見つけられた。YouTubeで実際の写りを上げておられる方々も多くおられ、それらの映像を見て納得。これなら良さそうだ、というわけで発注。嬉しいことに、32GBのMicroSDカードもついてきた。

シンプルな操作ボタン

届いたものを早速装着してみる…が、指定されていた3Mの両面粘着テープは、入っておらず、幸いあった手持ちの品で代用。電源オンでおおまかに見ると、確かに画角が広い。おかげで装着位置が決めやすい…というか、自在性が広い。

操作ボタンも分かりやすく、短時間で設置完了。本体は写真では大きめに見えるが、ミラーなどの影に位置させれば、さほど極端な大きさではない。要はレンズ部分が窓から外を向いていれば良いわけで、むしろ設置は楽かも知れない。但し、マウントから外すには上方向へスライドさせるので、その分の余裕が要る ─ というのは、海外の方が公開しておられたYouTubeの設置説明動画にあったこと。当然、それも考慮しながら、慎重に位置決めしていった。

ひざしよけのドットが…

基本的には、説明に160度だの170度だのと言うように画角が十分広いので、位置はむしろ案外楽に決められる。

エンジン・オンで自動的に録画が開始され、その様子はモニタにずっと映る。前の製品Zuijiは「運転中は気が散るから」と映像を消す仕様だった。それに比べ、こうして映っていたほうが実は、ちらりと一瞥しただけで動作確認できるので良い。動いているんだろうかとインディケーターの小さな赤い光を確認するのは、日中は特に難儀だったから、余計にそう思う。むろん、夜間など邪魔ならスイッチ一つでオフにできる。

microSDのスロットは、ワンプッシュでカードが飛び出てくるオキマリのものだが、飛び出す勢いが強いので、要注意。飛ばしたら最後、探すのに苦労するのは目に見えているからね。

広い画角
▲広い画角。

なお、これはシトロエンC4ピカソやグランドピカソに限ったことだけれど、あの中央の大きなバックミラーを支えている部分の中に、このドラレコを収める方法はないのだろうか。実は、そこがベストなのに、開けて押し込むわけにも行かないし、純正オプションでも、そのようにはなっていない。恐らくどんなドラレコを使っても、この真ん中の巨大なルームミラーマウントは邪魔だろうと思う。まぁしかし、フランス人はそんなこたぁ聞く耳もたんのだろぉなぁ…。恐らく、中には先行車だか走行車線だかを検知するセンサーが…あるのかなぁ??

買った翌日にタイムセールでより安くなっていたのはちょっとショックだったけれど、総じてこのドライブレコーダーRexing V1は、評価されて良い製品だろう。

価格帯が広く、選択肢も多いドライブレコーダーだが、そこそこの値段でも十分「転ばぬ先の杖」になる。最近は高齢ドライバーも増えて、言った者勝ちのように口先三寸、自分の過失を否定してきたりもするようだが、そんな時でも、有無を言わさぬドライブレコーダーに記録された証拠映像は強い味方。もちろん、自分が遵法運転していることが大前提だけど…。

[参考 : YouTubeのRexing V1動画群 世界中に広く販売されているだけに、動画も多い ]

[7月14日補足] Rexing V1のファームウェアが3月10日に更新されていた。 http://firmware.rexingusa.com/ でSupportからFirmwareを辿り、製品選択でダウンロードできる。