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Monday, June 23, 2014

ワクチンジャンキーという問題を知った昨年から、カブには、ワクチンを投与するにあたって、事前に抗体検査を施している。検査料はかかるけれど、これも、より恐ろしい状態になるのを未然に防ぐため。
「抗体があるのにワクチン追加接種すると… 正常な免疫機能が働かなくなる。過剰接種は、抗体のできにくい体にしてしまうので、ワクチン接種をしていにもかかわらず発病したり、慢性的な免疫疾患を引き起こす危険性がある」という。麻薬中毒ならぬ、ワクチン中毒だ。さらに、ホルモンバランスにも影響して、アレルギーを引き起す。甲状腺の機能低下が過剰なワクチン接種によって引き起こされ、攻撃的になったり、てんかん症状を起こすといった話もある。

そこで、抗体検査。銭はかかるが、取り返しのつかない状態になるよりは、まし。法定の狂犬病についても抗体検査したほうが良いんとちゃうの、と思うけんど、してもせんでも法定だから、逃げようがない。ところが、じゃあ狂犬病ワクチンが原因で死んだらどうするの、というと、誰も責任をとらない。例外として副作用を伴う疑いがある場合は接種しなくてもいいという制度がある(獣医に狂犬病予防注射猶予証明書を書いてもらって地方自治体へ提出)けれど、問題は、その疑いをどう証明するか、のほうじゃないのかな。去年は副作用が出たので、今年は止めさせてください、では、幸いにも昨年死なずに済んだだけのような気がする。だから、狂犬病ワクチンも是非、抗体検査から摂取という手順を定めて欲しいと思う。国際的にあっちからこっちと渡航するワンコ達は、この抗体検査を受けている…費用はとっても高いけど…(ため息)。

検査結果
カブに話を戻すと、ラブラドールという犬種はもともと、抗体値が上がりにくい犬種らしい。で、昨年も今年も、検査結果は閾値のところ。本当は年四回といった具合に頻繁に測定して、その値のブレを見たほうが良いらしいけれど、これは費用面で難しいかも。犬種によっては閾値とは桁違いの倍数になっているワンコもいてるらしい。そんな値なら、しばらくは接種の必要はないわけだ。

実は、ミシガン州立大学の研究所によると、パルボの基準値は80、ジステンパーは50じゃそうな。だとしたらカブの値は完全に上回っていることになるのだけれど、この業者はより高い抗体値を閾値として示している。ほんとうはこの数値ならアデノウィルスは要らないようなものだけど、「混合五種」という具合に混ざっているわけで、今年も混合五種を接種。つまり、1. ジステンパーウイルス感染症 2.アデノウイルスI(犬伝染性肝炎)3.アデノウイルスII 4.パラインフルエンザ 5. パルボウイルス、のワクチンミックス。

ドッグランによっては、この混合ワクチンの接種証を提示しないと遊ばせてくれないところがある。それは良いけれど、出来ることなら、抗体検査のレポートで抗体値を示してもOKとはできないのだろうかと思う。

ちなみに、獣医向けだが、犬パルボと犬ジステンパーの抗体価を15〜20分ほどで調べられるキットってのも、海外では12年ほど前に発売されているそうだ。失った10年とか20年とか言うけれど、こうした犬のジャンルでも、この国がそんな長い期間にわたって進歩を失っていたとしたら、こんな不幸なことはない。いや、我が国の獣医師さんたちはもっと熱心で、臨床でも先進的なんだよ、と思うことにしよぉ…今は…。でも、お願いだから、ワクチンの副作用でなくなる可哀想なワンコがいなくなるよう、ご努力くださいね〜。