Skip to main content.

Monday, March 05, 2007

iDefrag

発端は、起動時のハードディスク音や仕事中に時々ひっかかるような印象があったOS X上の幾つかのアプリのために、久々にやってやるかと思ったデフラグだった。先ずはFireWireでつないだYanoのMobileshuttleから起動。iDefragはディスク診断をしてやるのがセオリーだからと、OS X標準のディスクユーティリティで診断して、合格。次に、iDefragを走らせると…数時間かかってデフラグし続けた後「エラーがあるからデフラグを完了できない」というエラーメッセージ。さぁて、困った。

Drive Genius

このアプリ、コトが起きるまでは、決して悪いソフトという印象ではなかった。デフラグもついているし、バックアップコピーもとれる…と、なっているから、お買い得だと感じる。

しかし、コトは起きてしまった。エラーがあるというのなら修復だとDriveGeniusを走らせたら、なんと修復不能というではないか。おいおい…。セクタが重複しているとかナントカ言うのだけれど、だからどないせぇっちゅうねん。

ディスクユーティリティ

最低限のチェックや修復はしてくれるのだが、いざとなると頼りにならないというか、ハードディスクは割と簡単に、この標準ツールの手には負えない症状に陥ってしまうような気がする。でも、他のアプリがトチ狂ったら最低限合格範囲に戻せるのもこのツールなのかも知れないので、一つのステップが終わる都度、念のために走らせる。iDefragが完了できなかった後はちょっと恐いと走らせてみたら、RAIDが劣化していたので、再構築。このあたりの操作は簡単で有り難い。

DiskWarrior

以前「iDefragで最適化する前に、ドライブが健全かどうか確認して欲しい」というアドバイスをCoriolis Systemsのサポートから貰っていた。その際にご指名だったのがDiskWarrior。だが、その時はすでにDriveGeniusを買った後だった。なぜDiskWarriorにしなかったかと言えば、ダウンロード販売になっていなかったから。で、今回「それでも買うしかないのかな」と本家ALSOFTサイトを再訪問してみると、なんとダウンロードで買えるようになっているではないか。念のために日本語版サイトを探ってみたが、こちらは不明。サイトの作りも雑だけれど、ダウンロード販売のようなリンクは見あたらない。別に英語版で不自由しないから、こっちでエエやと購入した。

ダウンロードを済ませて解凍・インストールし、メールでregistration numbersが届くのを待つこと小一時間。登録の関門を越えて走らせてみると…なんと、Rebuildボタンと二回の作業実行ボタンで直ってしまった。DriveGeniusが直せなかったというのに、このあっけなさは何なんだ!?

最強のディスク修復ツール

iDefragを再度走らせると、今度は完全デフラグがちゃんと完了した。ディスクユーティリティで再検査しても、異常も出てこなければRAIDもOKで、一安心。本体ハードディスクでの再起動はスムーズで静かだし、今、こうしてこのネタを書くにあたっても、時々ひっかかるような以前の症状は見られないのが嬉しい。

DiskWarriorについては今までもほうぼうのWebなどで見聞きしていたのだが、これほど強力だとは夢にも思わなかった。外付け起動ハードディスクやCDで持っている友人がいるという人は、その友人を大事にしよう。なんせ、普段は全く要らないのに、いざというときには、なければにっちもさっちも行かないのだから。そう、DiskWarriorは噂に違わず、最強の修復ツールだったのだ。