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Monday, February 06, 2017

昔はさほど気にならなかったのだが、最近、車のオーディオの音が、車外で妙に大きく聞こえるように感じている。
ドアにスピーカーを仕込んだ車が大半で… スピーカーの裏側に吸音材がないなど、いろいろ理由・原因はあるのだろうが、異様に大きく聞こえるのは、どうしたことか。

まぁそれでも、走行中のラジオなどからの音楽や放送の類だけなら、まだ良い。呆れたことに、実は携帯電話の通話が外に、まるで拡声放送しているかの如く聞こえてくる車があるのだ。

ご本人は懸命に、電話で仕事の話をしていたり、彼女と盛り上がっていたりするようだが、外で聞くには嬉しくない。車の静粛性が高まっているから、尚更なのかも知れないが、特に、静かな住宅街を散歩していて聞こえる仕事の電話らしき会話など、完璧に騒音だ。

これは、WiFiやBluetoothでスマホなどがカーオーディオと接続できるようになり、カーオーディオを利用して通話ができるからで、ながら運転の危険性からすればベターなのだろうが、さて、その会話が外に筒抜けですよと、どれほどの方が気付いておられるだろう。

あれほど外に音が漏れるのは、ドアが密閉物ではないとはいえ、密閉エンクロージャーとして機能していないどころか逆位相の共鳴板になっているようなものだろうから、良いわけはない。カーアクセサリで背面吸音材も出ているようだけれど、それで収まるレベルだとも思えない。

軽量化やコストダウンで、その部分のオーディオとしての構造を無視していたりもするのかも知れないが、少なくともカーオーディオと接続しての通話時、特に、誰にも聞かれたくない電話なら、周囲に気をつけた方が良い。車との接続通話は、場所を選ぶのである。