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Thursday, January 24, 2013

2011年10月。6日から濃度が増加しだした神戸市東灘区周辺の浮遊粒子状物質濃度は、東灘測定局値で、13日午後5時には64μg/m3に達していた。この時に浮遊していたのは中国飛来のPM2.5と思われ、それまでに経験したことのない、まるで…

黄砂飛来時のように街の遠望が霞む状態だった。

健康被害の経験もなかったため、いつもの通り、そんな夕方の濃度の上がった時間帯に連日、散歩に出ていた私と愛犬は、見事、この大気に気管支をやられた。愛犬は三日後に、私は一週間を経て病院に行き、薬の投与をうけてなんとか治癒したが、その、咽に絡む痰と咳の酷さたるや、尋常ではなかった。

咳き込むCubの様子 (2011年10月13日撮影)

この経験からw.w.w.で情報検索し、原因がPM2.5であるらしいと突き止め、以後、私自身は、濃度が上がっている時には、マスクをしたり、大きな呼吸が必要となるようなハードな運動は控えるなど、防御している。また、愛犬の散歩時にお会いする犬連れの皆さんにも、お伝えはした。

それから一年以上が経った。飛来の回数は頻繁になってきているように感じられるが、一向に話題にならず…と思っていたら、朝のテレビ番組でようやく、取り上げ始めた。取り上げてくれたところで、海外から飛来するもの、防ぎようもないのだが…。

ちなみに、普通のマスク ─ 花粉用などは駄目で、N99といった基準のマスクでないと役に立たないというのだが、高価。まぁどうせ、私は髭面で隙間があるだろうし、愛犬にはマスクはできないのだから、結局抗し難いのだが…。マスク面で犬と散歩じゃ怪しまれるかと、マスクに犬のような鼻と口とヒゲを描いたら、「却って怪しい」と笑われた。まぁしかし、ファッショナブルなマスクってのは…無理だろぉなぁ。

ともあれ、日本各地の大気汚染の状況は、 そらまめ君という環境省のウェブサイト で公開されている。何やら霞がかかったようだと思ったら、のどかだなどと思わず、確認をお勧めする。

それにしても、発生源ではどうして、こんな空気で暮らしていられるのだろうと、不思議でならない。そりゃ、マスクしたりはするだろうけど…

2011年の兵庫県の大気汚染(浮遊粒子状物質)データ CSVファイル

兵庫県大気汚染の状況 Webサイト (PM2.5は微小粒子状物質をチェック)