金貨9枚、そして、かの巨体四駆「ハンマー」をため込んでいた。
AOLといっても日本のAOLユーザーは無縁の、本家だけの話。専用ソフトでアクセスすると、メーラー画面にSPAM通報ボタンが用意されていて、その情報をもとに対策を講じているのだが、特に苦情の多かったこの若者について、昨年3月、提訴に踏み切った。
最近、損害賠償命令が下されたのだが、差し押さえた資産たるや、金塊・金貨2万ドル相当、現金7万5000ドル、そして、2003年型ハマーH2と、豪華。スパム送信業がいかに儲かるか良く分かる一方、その差し押さえ資産を懸賞ネタにしてしまうあたり、AOLの商魂のたくましさはSPAMMERと良い勝負だ。
私もつい最近まで米AOLユーザーだった。というのは、10年以上も前にアメリカからインターネット通信にアクセスするにあたって、現地で申し込んでいたから。日本にAOLが上陸する前の話で、当時、申し込み住所がアメリカである必要はなかった。それ以来、アメリカでアクセスプロバイダを確保しなくてはいけない場合、他のISPも値段次第で使ってきたが、何らかの事情があって接続できないときのための最後の保険がAOLだった。先日、変更になったカード番号を反映させようとしたところ、請求住所がアメリカ国内でないといけない仕様となっていて、やむなく退会。私にとって日本のAOLと契約する意味は、当時も今も、全くないのだ。
でも、継続できていたらこの懸賞に応募できたのか、と思うと、ちょっと悔しい。というのも、長らく、たまにアクセスするのはSPAMを消去するためだけだったからだ。国境なんぞインターネット上にはないのに。
Posted by nankyokuguma at 07:59:08. Filed under: General
