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オクラホマ州。1803年にフランスより購入した土地の一部。ネイティブアメリカンの専住地として、チェロキー、クリーク、チカソ、チョクトー、 セミノルの各部族5万人が強制移住させられたが、1889年に白人農民に開放され、1890年に準州、1907年に州となった。牧畜や農業、1901年に発見された石油で潤い、 1927年には全米一の油田を擁して発展を続けた。なるほど、走っていると農地の中や牧草地にまで、稼働している油井ポンプが見える。(左下・DC-2)

今日、北東のタルサ市は世界の石油首都と評され、4年毎に世界石油展が開催されている。
州都オクラホマシティは、1889年4月22日に旧ネイティブアメリカン共有地が開放されたのに合わせ、有利な土地を買う権利を得ようと、正午の号砲とともに州境から1万人が駆けつけ、 駅のまわりで露営したことに始まる、というから、まさに1日で出来た町だ。通称開拓者の町とも呼ばれ、国立カウボーイ栄誉館や西部遺産センターがある。

州名はチョクトー族の言葉で「赤い人」、つまりネイティブアメリカンの意味だそうだ。


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©Daisuke Tomiyasu 1996