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Tuesday, March 22, 2005

Senheiser PXC300
隣近所で工事が続いている。震災で全壊などのダメージを受けるなどしたお宅が、10年を経て売却などされたのか、今時流行のミニ開発にかかっているのだ。宅地の造成と、それに続く住宅建築で、騒音がすさまじく、仕事を続けようにも集中できない。

そこで、ノイズキャンセリングヘッドフォンを使うことにした。最初はSONYのNC-6を入手。そりゃあ、BOSEが買えればそれに超したことはないとは思う。が…
いかにも“高い”。どぉしてもSONYの5倍という値段が心理的に超えられないのだ。
ところが、工事が長く続くもので、いきおい、装着時間も長時間になる。長く装着していると、オープンエアでパッドがないのに耳にあたる部分が大きめのSONY NC-6では耳の周囲が痛くなってきた。
Senheiser PXC300
何か適当な製品はないものかと探していたら、Senheiser製品が目にとまった。もともとパイロット用などにノイズキャンセリグ(以下NC)ヘッドフォンを開発したのは同社らしいから、性能は期待できそうに感じたのだ。だが、日本国内で販売されているモデルは限られていた。
そこで、アメリカのAmazonを見てみると、あったあった、NCシリーズのトップモデルPXC300。柔らかなパッドが装着されていながら小さめの形状で、適当に見える。早速買おうとすると、国外には送れないときたから、在米の友人の住所をあてがい、転送してもらうことにした。
折り畳んだ状態。ケースと、おきまりのプラグアダプタ付き。
届いたPXC300、ケース付きで、持ち運びし易いようにコンパクトに折り畳める。また、NC回路とそのための電池の収納を別な筐体にまとめている(マイクが入っていると説明しているWebページがあるが、ケースを開いて見た範囲で、それらしいものはこのケースには備わっていなかった。第一、これは胸ポケットに挿すなどしておくので、ここに雑音を感知するマイクがあったのでは具合が悪かろう)ので、頭の上が軽い。そのかわり、胸ポケットなどに回路部分を突っ込んでおく必要がある。BOSEやSONYはヘッドフォンに一体。ここは好みの分かれるところだろう。
性能は、NCについては相当なもの。但し、律儀に装着しないと、鳴らしている音楽の分までキャンセルしてしまうような感じ。音質はとっても繊細。ロックよりはクラシックのほうがぴったりしそうな印象。
BOSEはクローズドだからNC能力が高いのは当然といえば当然。ただ、いかに高性能でも、夏場は暑くて、長時間の装着には別な辛さがあるかも知れない。
クローズドが嫌だけどインナー型も嫌、という人は、Senheiserは選択肢の一つに加えてみても良いのではないかなぁ。私はこれで満足。おかげで、近所の工事の騒音に耐えて仕事に集中していられるのだから。日本のSenheiser製品輸入元に頑張ってもらいたいところだ。