それによると… 大判カメラ用レンズ及び引伸し用レンズは全品生産終了。在庫限りで販売終了となる。フィルムカメラボディーとマニュアルフォーカス交換レンズ、及び関連アクセサリーについても、一部を除き生産終了。在庫の払底とともに販売終了となるが、フラッグシップのF6と入門機FM10は継続される。
Canonが5機種を残しているのに比べればいささか寂しいが、数本とはいえ、マニュアルフォーカスレンズが残るのが救いか、或いは、CanonがAFであってもMFでの操作を考慮した製品をリリースしているのと一線を画すところか。もっとも、操作系が逆方向(絞り・焦点環等の順序方向が他社と逆)なNikonにとっては、MFを残せば、写真を学ぼうとする人たちのとっかかり段階でユーザーの囲い込みを仕掛ける意味も、ないわけではなかろう。
一方、大判用レンズがなくなるのは、シュナイダーなどがデジタル用と称した大判用を製造しているのとは正反対の動きになる。
PhaseOneの3900万画素デジタルバックの日本国内発売は2月予定。462万円もする機材だからおいそれと導入するところは少ないだろうが、マミヤZDの2200万画素と相まって、これからのプロニーズを支える機材だろう。それらのリリースとほぼ時を同じくしての、この2006年冒頭におけるニコンの銀塩縮小表明は、なんとも象徴的な出来事である。
Posted by nankyokuguma at 17:00:41. Filed under: Photo
