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Thursday, March 06, 2014

我々の皮膚で働く、免疫。様々な菌から、その害の蔓延や浸透を防いでくれているわけだけど、これについてつらつら考えるに、現代人はやばい風呂に入りすぎじゃなかろうか。

その、ヤバイ風呂というのは…

つまり、塩素希釈液浴。

先ず、後にも先にも、これほど塩素濃度の高い水道水はかつてなかったのではないか。戦前は、塩素はくわえてなかった。くわえるように成ったのは、GHQの指導によるそうだ。しかし、戦後も銭湯の風呂に入っていたし、井戸水も少なからずあっただろうと思う。だいたい、ぼんやりの昭和30年代の記憶では、現代人ほど毎日頻繁に、ではなかったように思う。

ここで、今の水道水は、ハイポでのカルキ抜きでも分かるように、魚も棲めない水なのだから、雑菌はないだろうけれど、善玉菌も殺してないか、ということに思い当たった。その上、さらにとりまく多くのあれこれで「抗菌」「消毒」。かくて、人間が本来必要とする免疫力は、低下を余義無くされているはずではないのか。

食餌からも、有機栽培植物が持つような自然の滋養・治癒作用成分が失われた食物の摂取が多くなり、本来の恵みを取り込めなくなった。病気の時に簡単に出て来る抗生物質などもあって、さらに腸内細菌も排除された。

その上、体表から、有益菌までも、毎日のように塩素浴で奪い取るのでは、良いわけがない。そう考えると、ガマンの閾値、入浴適正回数ってのがありそうに思えてくる。或いは、入っても大丈夫な、善玉菌は殺さないお湯にする入浴剤…なんて聞かないなぁ。

日本の医療は、医者が儲かるようにしか考え組み立ててないのか、予防医学というのは、あまりお見受けしない。検査して早期発見するだけのそれは、予防じゃないから、お間違えないように。

人間のみならず、犬もだけれど、ここらで真剣に、本来体にあるはずの免疫を取り戻すように努力しはじめたほうが、良いだろうね。