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Friday, July 15, 2011

CITY-Xの話題で、一本足スタンドだけでは前輪が回り、安定していないと記した。この前輪が止まらない件で、とんでもない事が起きてしまった。それは…

勝手に自転車が転んだ、その弾みで、サドル裏側に備わるクッションゴムのマウント部分が割れ、外れるという事態。

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壊れたサドルのラバースプリング。
ストロボのホットシューのような形状のマウントが割れている。

サドルのスプリング相当部分が壊れるなんざぁ、見たことも聞いたこともない。ちょっと見かけは良いけれど、クオリティやコストは下がっている、ということなのだろうか。ともあれ、割れたクッションを購入店に見せて修理部品をお願いし、当座は両面テープで止めて、誤魔化すことに。荷は上下方向にかかるだけだから、基本的に乗るのには問題ない。ただ、シートを抱えて持ち上げたりすると、外れて転がって行く、それを防ぐ両面テープだ。

この、前回も指摘した「前輪が回転するために自転車が転ぶ」問題。対策品がないわけでもなく、解決すべくフロントのハンドルポストに備えるSHIMANO製のハンドルストッパー「くるピタ」なる部品を見つけた。で、これをつけたらどうだろうと相談したら、フォークコラムの長さなどの制限上、装着は無理という。それなら、とさらにググって見つけ、取り寄せたのが、ロック機能付ブレーキレバー

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上 : 先ずそのまま装着。
下 : これでは危ないと、このように元々のマウントを利用してみた。

早速装着しようとすると、ブレーキアウター受け部分の造作が違い、うまく装着できない。まんまつければ付くのだけれど、アウター受け部分が遊んだままでは、外れるとノーブレーキになって危ない。そこで、既存のブレーキレバーのマウント部分だけを使って、アウター受け代わりにしてみた。

今のところ具合は良いのだけれど、これではワイヤーが常に、マウント内側のロープアジャスターのヘリ、ワイヤーが出ている部分で接触した状態。いずれ切れるだろうから、いつまでも放置はできない。さて、さらに何か策を考えねば…。

(この段夕刻追記)…と、思いつつ購入店へ寄って、こんなん付けてみたんやけどと相談したところ、「あぁ、これね…三輪自転車についてまんねん…」と言いつつ、ひょいひょいと、ブレーキワイヤーの側でアウター受け金具をうまく造作してくださって、完璧な収まりで装着できた。さすがは、プロ。餅は餅屋である。

それにしても、「前輪が止まらない」のは「自転車が自立しない」のであり、危険ですらあるだろうに、どうしてこんな「欠陥」が広く、長らくほったらかしにされているのだろうか。「それって、スタンドの役なんぞ、してないだろう」と思うのだ。

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ケーブル側を上手に造作して貰って、完成!

ちょっと置いて用を足していたら、後ろでガッチャーンと音がし、振り返ると自分の自転車がコケている…だけならまだしも、通りかかった子供でも怪我をさせたら、どうする。さすがにママチャリでは、子供の乗り降りやら買い物の積みおろしで不便だからと、くるピタなるものが出来て、備える自転車もあるようだけど。思うにこれは、町乗りの自転車なら何らかの対策が「標準」となるべき事なのではないのだろうか。

歴史ある自転車の分野で、このような欠陥が放置されているというのは、全くもって信じがたい。パワーモジュレーターなんぞより遙かに、停車時にちゃんと止まっておくようにするほうが、ユーザーも有り難いのではないだろうか。