旅行代理店

日本の皆さんのために、今回の私の旅行で得た情報を元に、日通旅行梅田旅行支店が幾つかのプランを用意しているので、具体的な費用などについては下記へお問い合わせいただきたい。

日通旅行梅田旅行支店 〒530大阪府大阪市北区曾根崎新地1-3-16
担当者 河島公也・森尾真之
  電話06-348-0141 ファクス06-348-0400

気温

冬のワイオミングは氷点下10℃前後まで下がる。 どちらかと言えば、 こうした雪遊びの環境としては暖かい。 アラスカなどは氷点下30℃前後で、 深夜などは氷点下50℃にも達することがある。 これでは遊ぶどころではない。 が、ワイオミング程度の気温なら、衣類に気を配れば楽しく遊ぶことができる。

服装

保温性は、いかに乾いた空気を多く身にまとうかで決まる。

まず、活動するのかしないのかで選ぶ衣類が違う。 活動しないのであれば、 まるで寝袋をそのままアウターにしたようなダウンウェアが効果的で、ダルマのようにくるまっていれば良い。 が、氷点下10℃を下回るような環境で寒さ知らずで活動するには、それなりの衣類が必要となる。

レイヤリング、つまり重ね着が基本で、下着に注意を払う。 服の層を作ることで、空気を身に纏うのだ。 パタゴニアというブランドが代表的だが、防寒のための下着も一様ではなく、ライトウェイトからエクスペディションウエイトまで、目的の寒さに応じて3〜4段階に別れている。 それらを更に重ねても良い。 また、絹の肌着は皮膚の表面を乾燥した状態に保ってくれるので、活動で汗をかきそうな場合には重宝する。 1枚の防寒下着は、100着の防寒上着に勝る。 防寒のためのアウターが能書き通りに機能するのは、下着をちゃんとレイヤリングした場合だけなのだ。

人によって耐寒性はまちまちで、なかなか凍えない人もいれば、すぐに凍えてしまう人もいる。 子供は特に凍えやすいから、配慮が必要。 着込んでいるからとだらしないなんて思わず、寒いと感じたら素直に着込むこと。我慢大会じゃあるまいし、行動中に凍えたら、ガイドなど周りが迷惑するだけだ。

アウターは、下着とは逆に、防水性が高ければ極論すれば「なんでも良い」。が、やはりゴアテックスは高性能。 前述のとおり、濡れるのが最悪なのだが、ゴアテックスは中の湿気を外へ出し、外側は溌水性があるから、最適。 モコモコしたダウンウェアは動きにくいかも知れない、 濡れても保温性を保ってくれるのは化繊だ、というのは寝袋と一緒。 ダウンは小さく纏まるかわりに濡れたら保温性ゼロだ。 シンサレートやポラーテックといった素材が使われたアウターは、殊のほか優れている。

それら下着とアウターの間に、フリースのウェアなどを気温に応じて着用して、調整する。

問題は手足。手袋はピッタリサイズではなく、余裕のあるものにする。 薄い化繊のインナーグローブは必需品。 犬橇マッシャーは、極寒時には防寒性能の高い大きなミトンを使っているが。 靴はソレルが有名。 氷点下40℃までなどと表記されていても、実際には氷点下20℃でも寒い(寝袋のレーティングも一緒で、20度くらいさっぴいて考えないととんでもない目に遭う)。 対策は、薄い化繊の靴下(一見紳士ものの靴下のような防寒のためのインナーソックスが市販されている)を履いた上に化繊の防寒靴下を履いて、ソレルなどの防寒ブーツを履く。 防寒ブーツのインナーはスペアが市販されているから、購入しておくことをお勧めする。 このフェルトのインナーは、湿ると全く機能しないから、特に気を払う必要がある。毎日交換して、乾いているものを使うようにするというわけだ。 これで手足も重ね着の出来上がり。

なお、ここで紹介しているトライアングルCでは、スノーマシンで遊ぶゲストのための貸し出し防寒衣料一式が用意されている。この料金はマシンレンタルに最初から含まれている。 つまり、マシンで遊ぶための特別な衣料の準備はいらない。

交通

飛行機の場合

日本から適当な西海岸などの都市へ飛んだ後、 米国内線でユタ州ソルトレークシティへ飛び、 さらにジャクソンホール又はリバートンへ乗り継ぐ。 ジャクソンホールからデュボイまでは一時間ほどだが、 悪天候だと時間がかかる。

レンタカーの場合

あるいは、ソルトレークシティでレンタカーを調達するなどして、 デュボイまでドライブするのも悪くない。所用時間は5〜6時間だそうだ。 もし、あなたが帰路の国際線の乗り継ぎにぎりぎりのスケジュールとなるとしたら、 ソルトレークシティ〜ジャクソンホール間は、特に冬場はレンタカーの方が無難かも知れない。 ジャクソンホールは山岳地帯の空港で、キャンセルの恐れがあるのだ。 キャンセルがあっても帰国できるようにするには、 国際線との乗り継ぎ空港のある都市に一泊する予定を組んで、キャンセル対策を取るのも良い。

宿泊

いずれの宿も居心地満点。部屋やダイニングの窓から野生のムースが見えるだけでなく、ロッジのすぐ脇を通り抜けて行くことがある。

Triangle C Ranch

ゲストランチとアウトフィッター。特にカウボーイに憧れる方に最適。犬橇やスノーマシンで一日を過ごし、ロッジに戻ると、美味しい夕食が待っている。

1906年築のキャビンはフロンティアの雰囲気満点。暖房は良く効き、バスタブもある。

3737 US Hwy26 Dubois Wyoming 82513 USA

Phone 1-307-455-2225 Fax 1-307-455-2031

Wapiti Ridge Bed and Breakfast

瀟洒な個室が並ぶB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)。可憐な小物で飾られた個室に、オーナーのダンツラー夫妻と共に語り、一時を過ごせるカントリースタイルのリビング&ダイニング。フレンドリーで快適な宿。 各室ともバスタブあり。

通年営業 / 室内は禁煙・ペット不可

デュボイから18マイル東の、ショションナショナルフォレストの中

3915 US Hwy26 Dubois, Wyoming.82513 USA

Phone 1-307-455-2219

Cowboy Village Resort Togwotee

ワイルドなカウボーイを連想させる雰囲気のあるホテル。.

買い物

もし、あなたが防寒衣料などを買うなら、ジャクソンホールは絶好の町。必要なアウトドアウェアやギアは、すぐに見つかる。 Orvis, Pendleton, North Face, Poloといった一流品のブティックが立ち並んでいる。

犬橇

Washakie Outfitting Outdoor Adventures

Billy and Jacki Snodgrass

POB.1054 Dubois Wyoming 82513 USA

Phone 1-800-249-0662 / 307-455-2616

アラスカンハスキーのドッグチームが駆け抜けるワイオミング・ハイ・カントリー。

スノーモービル

冬のワイオミング州には、パウダースノーの降り積もった無数のロッキーの山々を縦横に貫く、全長1,100マイル以上のスノーモービルトレイルがある。

スノーモービルは、冬の自然や動物に近づき、観察し、撮影するのに絶好の乗り物。トレイルからのゴージャスな眺めはワイオミングならではだ。

Triangle C Ranch

3737 US Hwy26 Dubois, Wyoming 82513 USA

Phone 1-307-455-2225 / Fax 1-307-455-2031

 

夏のワイオミング

トライアングルC牧場はカウボーイスタイルのアウトドアライフを体験できる、本物の牧場。経験豊かなラングラー(馬の世話係)と一緒に、カウボーイ流のウェスタン乗馬は、釣りや狩猟などを交え、キャンプしながらの小旅行としても楽しめる。

 

And more....

ワイオミングには、本物のカウボーイの暮らしがある。家族で楽しむのには、最適の環境だろう。標高と済んだ空気、それに光害がないので、夜には降るような星が近くに輝いて見える。火を囲んでの子供たちとの交流は、家族の絆をより確かなものにしてくれるだろう。

馬は親しみやすい生き物だし、犬橇は犬、つまり動物とのチームワークという貴重な経験になる。大自然を旅することで、心からリフレッシュできる。それがワイオミングへの旅の魅力だろう。